• 製造部
  • 2020年 新卒入社

わずかな凹凸も許さない。
品質を極めるTIG溶接の世界

THEME 01

小さい頃からプラモデルを作るのが好きで、図面を見ながら何かを形にすることが得意でした。高校では土木を専攻。当初はコンクリートを扱う仕事に進むことを考えていましたが、先生から紹介されたヤスダファインテの職場見学会に参加。その時に初めて見た溶接の光景はとても衝撃的でした。火花を散らしながら真剣な表情で作業する先輩方の姿が本当にかっこよくて、「自分もこうなりたい」と心が動いたことが入社の動機です。とはいえ、入社当初は不安だらけでした。溶接も研磨も未経験で、道具の名前すらわからない状態。最初の研修で溶接を体験したときも「こんなに難しいのか」と思いましたね。それでも何度も練習を重ねるうちに、少しずつコツがつかめるようになり、1年経った頃には「ようやく形になってきた」と感じられるようになりました。

R.U

THEME 02

現在は主に、大手飲料メーカー向けの据え置き型タンク製造を担当しています。容量は2〜3万リットル、高さ5メートルを超える大型のタンクで、完成までに1〜2か月を要する大規模なプロジェクトです。鴨川工場には100名ほどが溶接、研磨、切削担当など分担して進めます。私はタンクの内装部分、特に内部の溶接を担当。タンク内部は食品を扱うため、溶接部分にわずかな凹凸が残るだけでも洗浄不良や異物混入につながることがあります。そのため、ビード(溶接の筋)の形を美しく滑らかに仕上げることを常に意識しています。TIG溶接は、アーク溶接よりも繊細な技術が求められるため、ステンレスの品質やガスの圧力、棒の送り方ひとつで仕上がりが大きく変わります。難易度の高い技術ですが、きれいに仕上がった瞬間の達成感は格別です。外からは見えない場所だからこそ、丁寧に、誇りを持って仕上げる。そんな気持ちで一つひとつの製品と向き合っています。

THEME 03

ヤスダファインテの魅力は、何よりも人のあたたかさだと思います。入社前は「工場=怖い人が多い」というイメージを持っていたのですが、実際に働いてみると全く違いました。皆さんとても優しくて、困っているとすぐに声をかけてくれる人ばかり。入社当時は先輩方が根気よく教えてくださいました。親子ほど年が離れた先輩も話しやすい人ばかりなので、安心して質問しながら成長していくことができたと思います。最近では、後輩からアドバイスを求められることも増えてきて。自分自身がそうしてもらったように、相手の立場に立って丁寧に教えるよう心がけています。周りの支えがあるからこそ、失敗を恐れずに挑戦を重ねていける。そうした“人とのつながり”が、ヤスダファインテで働く一番の魅力だと感じています。

R.U

THEME 04

ものづくりを楽しめる人です。TIG溶接は見た目以上に繊細で、手の動きひとつで仕上がりが大きく変わります。ほんの1mmのズレも許されないことも。だからこそ、細部まできちんと整えようとする丁寧さや集中力を持った人はこの仕事に向いていると感じます。TIG溶接は仕上がりの質が担当者の技量に左右されるので、美しく仕上がった時には自分自身の成長を実感できるのも、ものづくり好きとしては最高にやりがいがあります。努力した分だけ技術が身につき、形として残るのがこの仕事の面白さですね。また、食品を扱うタンクはわずかなミスも品質に関わります。だからこそ、自分の作業に責任を持ち、コツコツ取り組める人と一緒に働きたいですね。

R.U

1週間の流れ

仕事の一週間のスケジュール

休日の過ごし方

ドライブ

休日は愛車でのドライブを楽しんでいます。天気のいい日には海の見える場所まで足を延ばし、景色を眺めながらリフレッシュするのが定番の過ごし方です。

白いスポーツカーと夕日の海岸の風景